


住宅事業本部 首都圏生産部
生産担当(施工監理)
山元 隆宗
マニュアル思考では、いい家はつくれない。

施工の完璧さの追求は、お客様の満足度につながります。もちろん簡単なことではありません。たとえば、建物の骨格が組み上がってから、玄関の軒先を 20cmほど伸ばしたいというご要望をいただいたことがあります。「来客があった際、濡れずに傘をさすのに十分かしら…」という不安がお客様の頭から消えなかったのです。大工さんたちからは「大変だ」「勘弁してくれ」という声もありましたが、工程を止めてやり直してもらいました。大工さんとは、日頃から本音を言っている仲でしたから、とことん話して納得してもらえたんです。結果、お客様からどれだけ喜ばれたか。20cmの効果は絶大でした。
創り上げていく道のりも、お客様の財産。

本音があっても、言葉にしないお客様もいらっしゃいますし、図面の段階では仕上がりイメージがピンとこなくて、ご要望がまとまらないお客様もいらっしゃいます。私は、お客様と一緒によく屋根に上がるんですよ。すると不思議なことに、自然に心が近づいて本音を語っていただけることも多いんです。気がつけば2 時間近く話し込んでいたこともありますよ。ご要望は全て実現しようと努力します。当然、不可能なご要望も多いですよ。ただ、本音が見えたら応えたい、という気持ちは強まりますね。ダクト(換気のために空気を通す管路)の配管系路を図面から大幅に変えたこともあります。部屋の開放感が全く変わりました。仕上がりもさることながら、共感しながら創り上げていく道のりそのものが、お客様にとってかけがえのない思い出になる…と感じています。
※所属部署名は、2009年当時のものです。