社員とともに

「社員は企業の財産」を基本に、制度やコミュニケーションの充実を図っています。

多様な社員が活躍できる職場づくり

人事制度の基本方針

住友林業の経営理念「人間尊重:一人一人が高い士気を持ち、自由闊達な企業風土をつくる」に基づき、住生活関連事業分野における「真のエクセレントカンパニー」を目指し、人事諸制度の整備と運用、人財の適正かつ効率的な配置と、人財の開発・育成の実行、さらに、“自立する強い個人”、常に前向きにチャレンジする社員集団の構築に取り組む。

2010年度の重点施策の推進

「時間外労働抑制に対する全社的取り組みの推進」、「ワーク・ライフ・バランスの実現に向けた働き方の多様性への対応」、「人事関連諸規程の整備」、「人財の育成」の4点に取り組みました。

■雇用の状況(単体:2011年3月31日現在)
項目 住友林業(株)
マネジメント階層 1,936名
スタッフ階層 2,417名
契約社員 34名
嘱託 68名
受入出向 15名
平均勤続年数 12年8カ月
平均年間給与 7,647,817円
障がい者雇用率 2.06%
■従業員数
項目 2009年3月末現在 2010年3月末現在 2011年3月末現在
単体 4,547名 4,539名 4.470名
連結 12,629名 13,601名 13,778名

採用・登用・再雇用制度

方針・計画

住友林業が今後事業を通して社会に貢献していくためには、優秀な人財を確保することが不可欠です。採用にあたっては、変革を国内外で支えられる心身の強さ、当社の企業風土の特徴である公正さと誠実さ、さらに人間尊重の精神を備えた、「心の強い・気持ちいい人」であることを条件としています。

また、採用活動において、人事採用担当責任者を「公正採用選考人権啓発推進員」に選任し、就職差別解消の徹底に取り組んでいます。

実績

就職活動を始める学生対象のセミナー

人事部の採用チームでは、企業の選び方、自己分析の方法、当社事業内容の紹介を盛り込んだ「らしさ発掘セミナー」、「世界一流のビジネスモデル体感セミナー」を実施しています。
2010年度は、住宅営業職、建築技術職、業務職の各職種の理解を深めるための「職種別インターンシップ」も開催しました。

■採用実績(名)
  2009年度 2010年度 2011年度
  男性 女性 合計 男性 女性 合計 男性 女性 合計
住宅営業 98 19 117 71 16 87 56 15 71
建築技術 22 14 36 22 7 29 16 4 20
業務 27 7 34 21 9 30 20 5 25
合計 147 40 187 114 32 146 92 24 116

定年退職者を対象とした再雇用

住友林業では、勤続10年以上で、特定の資格や経験があり、本人に再雇用の意思があるなど条件を満たす場合に、嘱託社員契約によって満65歳到達時点までの再雇用を可能としています。積極的な取り組みにより、2009年度22名、2010年度28名を雇用しています。

再雇用希望申告制度

将来における再雇用の希望を申告できる制度を2008年度から導入しました。勤続3年以上の社員を対象とし、会社は雇用の必要性や本人の能力を勘案して再雇用の成否を審査します。退職から3年未満で採用となった場合には、退職時の職位を引き継ぐことができます。
2011年4月末現在31名が登録しています。

非正規社員の雇用の考え方

近年、雇用形態による格差問題と関連して派遣制度の規制が強化される傾向になってきました。コンプライアンスの観点から見直し、派遣社員から有期雇用社員(呼称:パートナー社員)として直接雇用に転換する方針を2010年度に定め、2011年4月から実施しています。

海外グル−プ会社での現地採用

海外での事業展開において、現地採用による雇用創出に配慮しています。

■海外グループ会社現地採用率(%)
(2010年12月末現在)
国名 オーストラリア パプアニューギニア インドネシア ニュージーランド 中国 アメリカ 10社計
現地採用率 100.0% 99.7% 99.4% 99.0% 97.5% 91.4% 99.3%
  • 海外グループ会社18社の内、主要な10社について

今後の計画

住友林業では、「心の強い、気持ちいい人」を求める人物像とし、安定的な採用を行います。また、東日本大震災の被災地支援として、2012年の新卒採用において、10名の採用を予定しています。

社内外からの声
  • キャリアサポートデスクという制度は活用する人がいれば有意義だが、相談件数が少なければ無用なものとなる恐れがある。(お客様)

ワーク・ライフ・バランスの推進

方針・計画

総合住生活関連企業として、多様な働き方を認め、社員がやりがいを持って仕事に取り組むとともに家庭生活を充実できる職場づくりをめざし、人事部内に「ワーク&ライフグループ」を配置して活動しています。

実績

ワーク・ライフ・バランス冊子を全社員に配布

2010年4月には、住友林業のワーク・ライフ・バランス冊子「いきいき働き・家族を大切にする」を全社員に配布し、ワーク・ライフ・バランスの理解を深めると同時に、職場での実践ポイントを各種制度とともに紹介しています。

■ワーク・ライフ・バランスを支えるさまざまな制度と実績
各種制度 目的・内容など 2010年度実績
リフレッシュ休暇
  • 毎年1月1日〜12月31日の1年間に、本人の週休および有給休暇と合わせて連続5日となる休暇を取得する。勤続1年以上の社員、契約社員および嘱託社員を対象とし、夏期休暇・年末年始休暇とは別に取得する。
59%
育児に関する取り組み(2010年4月1日改定)
  • 育児休業:子が1歳6カ月または1歳到達直後の3月31日までのいずれか長い期間、休業を取得することができる。
  • 勤務時間の短縮等の制度:子が小学校6学年末を迎えるまでの間、始業・終業時刻の繰り上げ・繰り下げ、短時間勤務、週休3日制、所定外労働免除の利用が可能。
  • 子の看護休暇および行事休暇:小学校6学年末までの子が病気や怪我をした場合、年10日の休暇を時間単位で取得することが可能(100%給与支給)。年10日のうち5日までは、子の行事のために利用可能(子が2人以上の場合は年5日を追加)。
  • 出産した女性社員の休業取得率100%
  • 男性社員育児休業取得者20名
介護に関する取り組み(2010年4月1日改定)
  • 介護休業:家族を介護する社員および契約社員が、対象家族1人につき通算365日の休業を取得することができる。
  • 勤務時間短縮等の制度:始業・終業時刻の繰り上げ・繰り下げ、短時間勤務、週休3日制の利用が可能。
  • 家族の介護休暇および傷病休暇:家族の介護のため、社員および契約社員が年10日の休暇を時間単位で取得することができる。年10日のうち5日までは、傷病のための利用が可能(要介護状態の家族が2人以上の場合は年5日を追加)。
  • 介護休業取得者1名

■育児関連制度

男性育児休業の取得促進

子どもが生まれた男性社員をサポートするために、育児休業に関するアンケートの実施、育児休業ガイドの配布、育児休業の利用状況や経験談などについて社内のイントラネットに紹介した結果、年々取得者が増加しています。

■育児休業取得者の状況(名)

在宅勤務制度の導入

住友林業では、自宅など事業所を離れた場所で勤務できる「在宅勤務」を2009年度から制度として正式に導入しました。通勤時間を削減して生まれた時間を仕事や家庭生活に活かせること、自宅の静かな環境で集中して業務を行えるため生産性が高まることなど、有用性が実証されています。育児・介護などを事由とする社員や、通勤時間の長い社員を中心に、2010年度は10名が利用しています。

配偶者転勤時の異動配慮

住友林業では、結婚または配偶者が転居を伴う転勤をした場合にも勤務を継続できるよう、異動に配慮した制度を2008年度に整えました。この制度を利用して、これまでに7名が配偶者の勤務地に異動しました。

次世代育成支援対策推進法への対応

住友林業では、次世代法に則り、社員の子育て支援のための行動計画を策定・実施しています。
第1期から第3期まで行動計画は一定の要件を満たし、東京労働局長から継続して認定を受けました。

今後の計画


認定マーク「くるみん」

次世代法第4期(2011〜2012年度)の行動計画

「安心して子育てができ、家族とともに、豊かで常に前向きに仕事に取り組める職場環境の構築をめざすこと」、「男女問わず仕事と育児を両立することへの理解が深まるよう風土の醸成を行うこと」の2つを柱として行動計画を策定。継続認定をめざします。

  • (1) ワーク・ライフ・バランスの実現をめざし、働き方の見直しを進める。
  • (2) 社員の育児休業の取得を促進する。
  • (3) 育児支援制度が円滑に利用されるための運用改善を進める。
社内外からの声
  • リフレッシュ休暇の完全取得をめざして約60%とのことだが、約40%の人が取得しないことへの対策はとっているのか(お客様)
  • やはり男性の育休取得は少ないと感じる。実際会社が奨励したとしても上司や周りの環境によるところが大きいのでしっかり改善してほしい。(学生)

ポジティブアクションの推進

方針・計画

住友林業では、性別に関わらず高い意欲を持った社員が能力を発揮して活躍できる職場づくりをめざしています。特に、女性の職域拡大や育児支援などの取り組みを進めています。
女性が少ない職種での職務上の問題解決やモチベーションの向上を図ることを目的に、毎回テーマと参加者を変えてフォーラムなども開催しています。

実績

■女性比率指標(各年度4月1日現在)(%)
内容 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度
女性社員比率(契約・嘱託含む) 15.8 16.4 16.4 16.9 16.8
女性マネジメント職比率 0.9 0.9 1.3 1.3 1.4
新卒女性採用比率 25.0 21.0 21.0 22.4 24.6

「第6回女性住宅営業職フォーラム」開催

2010年10月、「第6回女性住宅営業職フォーラム」を開催し、住宅営業職の女性社員16名と上司4名が集まり、活発な意見交換を行いました。「上司部下間の相互理解」「新しい営業スタイル」という2つのテーマについてグループディスカッションを行いました。

今後の計画

2010年度のフォーラムで出された意見を今後の施策に活かすとともに、問題解決やモチベーションの向上につなげる機会として継続的なフォーラムの開催を予定しています。

社内外からの声
  • これからの社会で求められるのは多様性。企業の中でも異なる個性が数多くあるほど強みが出る。(有識者)

障がい者雇用への取り組み

方針・計画

障がい者が企業で働くとき、どんなことがハードルになるのか。また、企業価値につながる働き方とはどういうことなのかを検討しながら、取り組みを推進しています。

実績

■障がい者雇用率
(%)
2008年度 2009年度 2010年度
1.54 1.82 2.06
社内外からの声
  • さまざまな障がいを持つ方が働いているので、今後はそうした方々独自の経験や考えをもっと活かしていけたらさらに良い。(お客様)
  • ポイントは、「障がい者を何人雇ったか」ではなく、「雇った障がい者の方を幸せにできたか」。今後ともそういった雇用を応援したい。(公務員)