住友林業の家

商品紹介テクノロジー

MB マルチバランス構法

耐震・免震

実物大の住まいの振動実験で構造躯体の耐震性能を検証しています。

振動実験 MOVIE

構造モデルで震度7の1.2倍の揺れに耐えつづけることを確認。

住友林業では、構造躯体だけでの実質的な耐力を把握するために、構造計算だけでなく実物大の試験体による振動実験を行い、耐震性の検証を行っています。住宅性能表示制度における耐震等級3程度の壁量で構成した試験体に阪神・淡路大震災時の最大地動加速度の1.2 倍(1,090gal)を加振。さらに強い余震を想定し、ほぼ同等の加振を再度行いましたが、「住友林業の家」の試験体は損傷も倒壊もなく、最高等級3(震度7・約600gal)を余裕で上回る高い耐震性を確認しています。

従来の筋かい工法に比べ、
1.4倍の耐力を実証。

加力実験による筋かい工法との比較検証では、マルチバランス構法の躯体は筋かい工法の1.4倍の荷重に耐え、耐力がねばり強く発揮されていることが確認されています。

検証モデルでは、大地震の力が10回加えられても急激に耐力が低下しない限界性能の
高さを検証。

阪神・淡路大震災の最大地動加速度の1.2倍、1.5倍を2回、さらに2倍を7回と、巨大地震を超える地震力を加えました。この過酷な実験にも倒壊せず、一部内装とサイディングに軽微な損傷を生じた程度です。これによって、巨大な地震力を連続して受けても急激な耐力の低下が発生しないねばり強さ、限界性能の高さが検証されています。

阪神・淡路大震災の2倍の揺れを7回加震しても倒壊には至らないということが確認できました。

武蔵工業大学 大橋教授

今回の実験では、構造モデルと検証モデルの2棟行っています。大きさも38坪もあり、本当に建てられる家と同じフルスケールで行っています。構造モデルの実験では、きづれパネル、タフパネルの基本的な性能を確認できたと思います。筋かいに比べ、20%以上性能が上がっており、非常に性能が優れていることが検証できたと思います。検証モデルの実験では、阪神・淡路大震災よりもさらに大きな加速度(地震の揺れ)を加えています。1.2倍、1.5倍を2回、2倍を7回加震し、そこでも最終的に倒壊に至らないという非常に性能が高いことが確認できました。(抜粋)

地震時の室内状況も検証し、安全性を高める工夫を提案します。

住友林業では、地震時の住まいの耐震性だけでなく、室内状況も検証しています。実験では、ダイニングやカップボード扉の耐震ラッチ効果をはじめ、市販されている家具の転倒防止金物などについても検証。大震災クラスの揺れを基準に各室の状況を分析し、そこで得られた貴重なデータを住宅設備の設置に活かしています。

検証内容 実験前 実験後 検証結果

システムキッチン検証
ロックラッチ検証

ワークトップ及びキャビネットの状況の変化を観察。カップボード・ロックラッチの有効性を検証。

加振:
阪神・淡路大震災で観測された最大級の揺れ

阪神・淡路大震災時最大の揺れに達した時、ワークトップ上に置かれた道具類が飛ばされました。住友林業が採用しているカップボードのロックラッチは有効に働き、扉は開かず高い安全性が確認されました。

家具転倒防止検証

安全金具などの有効性を比較検証。

加振:
阪神・淡路大震災で観測された最大級の揺れの0.5倍→1.5倍

固定マットによる補強は、大震災クラスの揺れで激しく転倒。

大震災クラスの揺れでは、L字金具・T字金具の有効性が確認されました。特に、T字金具は、阪神・淡路大震災の1.5倍の揺れまで効果を持続しています。住友林業では、安全金具がきちんと機能するよう、正確な取り付けと下地の補強などをお勧めしてます。

免震技術

地盤の揺れを吸収する最新の免震技術。

地震の揺れを建物に伝えにくくするのが「免震」という考え方です。住友林業の免震システムは、ボールベアリングや天然ゴムを採用した免震装置を地面と建物の間に挟み込んで地盤の揺れを吸収します。免震システムの性能を検証するため、非免震の住宅と免震システムを備えた住宅をモデルにして、地盤の揺れに対する応答加速度(建物側の加速度)を比較する実験を行いました。その結果、住友林業の免震システムは、中小規模の地震から効果を発揮し、建物に伝わる揺れの大きさを1/4〜1/5にまで低減する効果のあることがわかりました。

実験では中小規模の地震から巨大地震まで計9回加振。2階に置いた固定金具無しの家具も転倒がなく、1階のテーブル上の食器類の落下もありませんでした。免震住宅として要求される「室内安全性の確保」が実証されました。

免震モデル/三次元振動実験
阪神・淡路大震災時に観測された最大値(818gal)を超えた地震を想定し、1.2倍の揺れ(980gal)を加振。

免震のしくみ

免震システムの住宅では、地盤に固定された基礎部分と建物の間に緩衝材を設けているため、地震の際には基礎と建物が別々に動きます。住友林業では配管などさまざまな部分に独自の設計を施し、耐久性を向上させています。

支承材の受け皿部砂掛かり実験

支承材の受け皿部分に年月を経て砂塵やほこりなどがたまっても機能に影響のないことが、実験によって検証されています。
※通常は防塵カバーで覆われ、砂やほこりが入るのを防いでいます。

※免震システムは、技術開発により仕様が変更となる場合があります。

用語の解説
耐力とは
建物が地震や暴風雨などの外力を受けた場合、変形やねじれを抑えようとする力。
筋かい工法とは
柱と柱の間に部材を斜めに入れて建築物の構造を補強する工法のこと。
地動加速度とは
地震の大きさの指標となるもので、地震による地表面での加速度を指す。単位はgal(ガル)。
gal(ガル)とは
加速度の単位。1gal=1cm/sec² 。測地学や地球物理学において、加速度を表すために使用される。
応答加速度とは
地震による地盤や地表の揺れなどにより、対象となる地点(観測点)が受ける揺れの加速度のこと。

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